高浜市「鬼みち」を散策して、瓦文化の魅力を肌で感じよう!

高浜市は、生産日本一をほこる、「三州瓦(さんしゅうがわら)」の主要な生産地。三州瓦は、西三河地方の旧国名「三河」を意味する「三州」とつけられた、粘土瓦のことをいい、石州(せきしゅう)瓦、淡路(あわじ)瓦と並ぶ、日本三大瓦のひとつです。

高浜市で瓦がつくられるようになったのは、およそ300年前。瓦に適した粘土が掘れたことや船便による運送に便利な場所であったことから、瓦産業が発達したといわれています。

そんな瓦のまちならではの見どころを知れるのが、地域産業の瓦文化をはじめ、鬼瓦や飾り瓦をテーマとした道「鬼みち」。
名鉄三河線高浜港駅から三河高浜駅までの約4.5㎞(約2時間)のコースです。

そんな鬼みちの一部である、高浜港駅から森前公園周辺までを散策してきました!

スタートはインパクトある鬼面がお出迎え!?

高浜港駅で下車すれば、「鬼みち」はスタート!

駅のすぐ目の前にあるのが「ニコニコ鬼広場」。
そんな広場で、ひと際目立つのが、奈良・東大寺の鬼瓦を模した、日本一の大きさをほこる、古代鬼面。
見た目のインパクトがすごいです!

未来の鬼師として期待される、高浜の小学生が制作した、いぶし瓦焼き鬼面のモニュメントも飾られていますよ。

見どころ満載のみち

高浜港駅西の信号を渡って、歩いて行くと…現れたのは「鬼パーク」。
瓦の輸送が海運から鉄道にうつった大正時代に、新たに開かれた切通し道にあります。

ユーモア満点の鬼面のイスがたくさん。
どれもいい表情をしていて、キャラクターのようなので、お子さんもこわがらず、いっしょにお気に入りを探したりできると思います!

続いては「切り通し坂」。
切通しの斜面には、いぶし瓦焼きでつくられた陶板が飾ってあります。陶板には、高浜に伝わる昔話が描かれているそうです。

こちらは、「土管の坂」。
幾何学模様で描かれた壁のようで、土管とは思えないほどステキで、わたしのお気に入りの場所です。

明治から昭和にかけて、瓦とともに主力製品だった土管。浜辺から小高く続く地形を生かし、登り窯が並び、焼きあがった土管でいっぱいだったため、その名がつけられたそう。

散策のゴール「森前公園」

今回のゴールである「森前公園」。
海に見立てた瓦庭が広がっています。

うねった波のように敷き詰められた、いぶし瓦の海原に、亀やヒトデなどが隠れていたり、壁にも水の生き物があしらわれたりしているので、探してみてください。

飾り瓦もきれいです。

すぐ近くには、“かわら”をテーマとした、日本で唯一の美術館である、「かわら美術館」もあるので、時間があれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

大きさ日本一の“観音像”

せっかくなので散策のおわりに、公園からも見える、高さ約8mの陶管焼きの日本一の大きさという“観音像”を見に、「観音寺」へ行ってきました。昭和34年に高浜の鬼師によってつくられたそうです。

観音像だけでなく、本堂の破風飾りもステキなので、じっくり見てほしいです。

今回は、鬼みちの途中の森前公園までを散策しましたが、三河高浜駅までの道のりも見どころ満載なので、またの機会に紹介できたらいいなと思います。
みなさんも高浜市の美しい瓦文化の魅力を感じられる「鬼みち」を訪れてみてはいかがでしょうか。

鬼みち
住所:愛知県高浜市青木町地内
アクセス:名鉄三河線「高浜港」駅下車
TEL:0566-52-2288(高浜市観光協会事務局)