手筒花火発祥之地である、豊橋「吉田神社」に参拝へ行こう!

さまざまなお祭りが中止になっているなか、先日、豊橋市内でサプライズ花火が打ち上がりました。花火の音を聴いたら…、思い浮かんだのが、豊橋市の夏の風物詩ともいえる「豊橋祇園祭」。
初日は手筒花火、2日目は神社北側の豊川河畔で打ち上げ花火が奉納されます。盛大なお祭りは、市民からも親しまれており、この花火を楽しみにしている人が多く、わたしも、家族や友達と花火を見によく行っていました。

そんな祇園祭は、豊橋市関屋町の「吉田神社」で行われる、歴史ある祭礼です。久しぶりに参拝へ行ってきました。

豊橋駅からバスを利用すると、豊橋市役所前バス停から、歩いて1分ほどですが、おすすめは、市電です。最寄りの電停から、徒歩約8分ですが、市電に揺られてまちを眺めながら向かうとおもしろいですよ。

車の場合は、参道の東西に分かれてある駐車場が使えます。ただ、祇園祭の期間(例年7月の第3金曜より3日間)と前後の準備・片付け期間は、利用できないので注意してくださいね。

手筒花火発祥の地

吉田神社といえば、「手筒花火発祥之地」として有名です。
手筒花火の原型は、情報の伝達手段である「狼煙(のろし)」といわれています。吉田神社の古文書には、「永禄3年(1560年)、当時の吉田城城代により花火が始まった」と、祭礼で花火があげられたという記録があることから、手筒花火発祥の地とされているそうですよ。

手筒花火は、東三河地域独自のもので、揚げ手が自らの手で竹の切り出しから、火薬を仕込み、詰め込みまですべて行うことが伝統となっています。その仕込みがおわった、手筒花火を揚げ手自身が、筒を脇の横でしっかりと両手で抱えるように持ち、巨大な火柱を噴出させ、最後に「ハネ」と呼ばれる炎が、大音響とともに足元に噴き出すという勇敢な花火です。

近くで炎に耐える姿を見ると、かなりの迫力ですよ!

参拝へ向かおう!

それでは、参拝へ。
吉田神社は、京都の八坂神社に端を発する、牛頭天王信仰に結びついており、疫病をはらう力をもつとされ、古くから武将に親しまれていたそうです。特に、源頼朝に尊ばれていたことから、その名が知られています。

お祭りのときのにぎやかさとは対照的に、普段は静かな境内で、とても落ち着いた趣がありますよ。

境内をぶらり

朱色が鮮やかで美しい「金柑丸稲荷社」。
出世、開運の稲荷神として、広く信仰されています。

こちらは、鳥居のすぐ近くにある、「影向石(ようごうせき)」。

鳥居を木造から石造として移す際に、木鳥居の近くに深く埋まる巨石が発見され、それ以降、影向石として、大切にしたと伝えられています。影向とは、神仏が一時応現するという意味だそうです。天降石とも呼ばれていますよ。

参拝の最後に、鳥居をくぐって一礼。
鳥居の扁額(へんがく)は、吉田藩最後の藩主によって、寄進されたものだそう。この扁額の色と松の木の緑が合わさって、とてもキレイで、改めて清々しい気分になりました。

来年、いつも通りの祇園祭が行われた際には、手筒花火や打ち上げ花火を見に、ぜひ行ってみてくださいね。そして、普段も日々の感謝を伝えるため、吉田神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

吉田神社
住所:愛知県豊橋市関屋町2
アクセス:名鉄名古屋本線・JR東海道本線豊橋駅から豊鉄市内線「札木」または「市役所前」停留所下車 徒歩約8分
名鉄名古屋本線・JR東海道本線豊橋駅から豊鉄バス(新豊・豊川線)「豊橋市役所前」下車 徒歩約1分
東名高速道路「豊川IC」または「音羽蒲郡IC」から車で約40分
TEL:0532-52-2553