初夏に輝く「青もみじ」!新緑に包まれる、豊橋「普門寺」

2027年、開山1300年を迎える「普門寺(ふもんじ)」。

源頼朝公ゆかりの不動明王像など多数の文化財を所蔵し、今川家や徳川幕府の庇護を受けたという歴史もあります。また、「豊橋のもみじ寺」という愛称で親しまれ、紅葉シーズンには観光客も多く訪れる、豊橋市の人気の紅葉スポットです。

今回は、赤く染まった「赤もみじ」とは一味違う、初夏の訪れを感じる「青もみじ」が輝く「普門寺」へ行ってきました。

さっそく、左右に金剛力士像が祀られた「仁王門(におうもん)」へ向かいます。

歩いていると、どこからか、ウグイスの声。

しかし、私が知っている「ホーホケキョ」とは少し違い、「ホーーー」がとにかく長い。ようやく「ホケキョ」で終わりかと思うと、「ケキョケキョケキョケキョ…」とまだ鳴き声が…。こんなにも長く鳴くことがあるのかと驚きました。緑に囲まれた、自然豊かな山にある普門寺だからこそか、あちらこちらで気持ちのよさそうな声が響きます。

市内最古の「鐘楼門(しょうろうもん)」

仁王門を過ぎると、すぐに見えてくるのが「鐘楼門」。

1707年に建立された、豊橋市内の最古の鐘楼門です。

12月31日の大晦日の昼間には、「ゆく年に感謝、くる年の平穏」を願って、「おおみそかの鐘」が撞かれます。

青もみじに囲まれながら「本堂(ほんどう)」へ

鐘楼門を過ぎ、本堂へ向かう長い階段には、みずみずしい緑色がきれいな「青もみじ」が集まっています。さわやかな風も吹き、爽快な気分になりました。

階段を登り終えると、正面に本堂があります。

1693年に建立された、「本堂」。ご本尊の聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)が祀られており、古くから厄除け観音として信仰されています。

本堂のとなりには、1854年建立の「大師堂(だいしどう)」がありました。

真言宗の開祖である、弘法大使空海が祀られています。

こちらは、弁財天が祀られた「弁天堂(べんてんどう)」。

弁財天は、学問・弁舌・音楽・財宝・至福を与える仏様として、信仰されています。

「本堂」、「大師堂」、「弁天堂」に映える「青もみじ」がとても素敵でした。

美しい「切り絵御朱印」

お参りを終え、その名を初めて聞いた「切り絵御朱印」をいただきに客殿へ。

普門寺の「切り絵御朱印」は、高野山で縁起物として飾られる宝来(ほうらい)を模して、先代住職が紙を切り抜かれています。宝来とは、しめ縄の代わりに、お正月の床の間に飾る縁起物として伝統が受け継がれたものだそうですよ。

たくさんの種類の御朱印があって迷ったのですが、「本尊 聖観世音菩薩」と「不動明王」の切り絵御朱印にしました。温かみがあって、なんだかありがたみが倍増です!

初めて手にした「切り絵御朱印」は、想像以上に美しかったので、各月限定のものや紅葉の色づきに合わせたものなど、季節ごとに変わる御朱印を集めたくなりました。

撮影スポット「名残もみじ」

紅葉シーズンには、境内で一番遅く色づくことから「名残もみじ」ともいわれ、定番の撮影スポットとなっている、仁王門裏のこの場所。帰り際、思わず立ち止まってしまいました。

初夏の光を浴びた「青もみじ」の緑色と「仁王門」の黒色のコントラストは、赤く染まった「名残もみじ」に劣らない美しさです。

ぜひ新緑の季節ならではの「青もみじ」を楽しみながら、「普門寺」へ参拝に行かれてみてくださいね。

高野山真言宗 船形山「普門寺」
住所:豊橋市雲谷町ナベ山下7番地
アクセス:東名高速 豊川ICより約40分
JR東海道線・天竜浜名湖鉄道「新所原」駅下車 約3㎞ 徒歩約40分
(新所原駅北口タクシー乗り場より、タクシーで約10分)
TEL:0532-41-4500
入寺・入山時間(駐車場も含む):8:00~16:30